2023/3/13 ヴァイオリン弦(つづき)

非日記

先日ご紹介したラーセン社のヴァイオリン弦「イルカノーネ ソリスト」を試してみました。張ったヴァイオリンは、これも先日ご紹介した人生で初めて購入した大人用アコースティック「1999君」です。

元来、楽器に名前を付けて愛でるという風習が無いのですが、説明の便宜上
・人生で初めて購入した大人用アコースティックヴァイオリン: 1999君
・現在メインで使っているアコースティックヴァイオリン: オジオ君
と呼ぶことにしましょう。

オジオ君は2/23の非日記でテールピース交換とか試したヴァイオリンで、板が全体的に薄く軽く作られており、とても鳴りが良い楽器です。その反面、ウルフ音が大きかったり、キンキンとした音が耳につく場合があります。オジオ君にピラストロ社の「エヴァピラッツィ」などの張力高めのキラキラ系の弦を張ると、左耳が死にます。

色々試した結果、今は同じくピラストロ社の「オブリガード」を使っています。これは暖かみのある音で、オジオ君と相性が良いように思います。値段は安くないですが。。。まぁメイン楽器だから良いでしょう。

対して1999君は、板が厚めでどっしりとした楽器です。音量・音色も控えめな特性があるので、昔はエヴァピラッツィを張ってキラキラ方面に寄せていました。今回、試しにオブリガードを張ってみましたが、「どっしり+暖かみ」で相性が悪かったので一瞬でボツになりました。

で、1999君に「イルカノーネ ソリスト」を張ってみました。イルカノーネ無印も入手してあるのですが、ソリストの方が張力が少し高いらしいので1999君に向いてるかなーと思って、こちらをチョイスしました。初めての弦なのでE線(一番細い弦)もセットで試してみます。

↓テールピース側はE線だけ色が違いますね。E線は「ボールエンド」と「ループエンド」共通タイプです。ボールを外すとループエンドになる親切設計です。ただし素手では外しづらいので、先が細いラジオペンチとかあると良いでしょう。

↓糸巻き側はE線も同じ色です。なぜ(笑) ちなみに弦は柔らかめで巻きやすかったです。

チューニングが安定するまでは1.5~2日くらい。張った直後はバカ明るい音がしますが、1日くらいで落ち着いてきます。それでも結構キラキラよりのサウンドなので、落ち着いた音の楽器には相性が良いように思います。1999君とも相性が良さそうなので、しばらくはこれを使おうかな。

エヴァピラッツィほど高価では無いですし、ネット情報だと寿命もそこそこ長いようなので、そこに一番期待しています。

ヴァイオリン弦のスタンダードとしては「ドミナント」があります。個人的に音は大好きですが、自分的寿命(好きな音が出る時間)がかなり短いので、いくら安価とは言え寿命の度に張り替えるとランニングコストが上がってしまいます。

難しいの~。おしまい。

↓おまけ

スーツケースのRIMOWAと、ヴァイオリンケースのGEWAのコラボケースが出るみたい。高そう~(笑)
BGMはメシアン。

RIMOWA x GEWA:バイオリンのための究極のケース
フランスのソリスト、ルノー・カプソンと共に限定商品RIMOWA x GEWAバイオリンケースを見る。
タイトルとURLをコピーしました