以前から不思議に思っていたことをこの機会に書いておこう。
野球の打者成績についてだけど、年間のホームラン王(ホームランを一番打った人)や首位打者(打率が一番高かった人)は、首位のチーム以外から出ていることが多い気がするのだ。ちゃんとデータを見てないので適当だけど、たぶんそう(適当)。
なんならBクラス(4位以下)のチームから出ていることも結構ある。
あと、ホームラン王とか首位打者を取っている強打者がFAとかでそのチームを抜けても、翌年そのチームは普通に強くて優勝しちゃったりもする。
これは何故なのか。もしかしてホームラン王とか首位打者という指標は、チームの勝敗にあんまり関係ないのでは無いか(いるに越したことはないけど)、とずっとモヤモヤしていた。
それが今年の阪神とオリックスの優勝を見て、なんとなくハッキリした。阪神の打者の成績は本当に大した事ないのだ。3割打者はいないし、ホームラン20本以上も一人だけ。それでも得点は取れたし、チームも強かった。
野球とは、とにかくバットをぶん回していればチームが勝つ、なんていう単純な話では無く、いかに出塁率を高め、適切にランナーを進めてホームに返すか。それを精密にやっていけば、個々の成績が平均的なバッター達でもチームは勝つ、と言うことなのかなと。
しかしピッチャーはそうじゃない。勝利投手という指標は運要素が強いのであまり当てにならないけど、他の数字はチームの勝敗に直結してくる。つまり数字が取れてるピッチャーが抜けると、チームにとっては相当の打撃なのだ。
そういう意味では山本さんが抜けたオリックスが来年どうなるのか注目っすね。
以上、壷井の適当野球論でした。