私が敬愛する大滝詠一さんの過去のアルバムがサブスク開始されたのは、2021年3月21日でした。そこから2年経過し、先月3月21日にまた新たに何枚かのアルバムがサブスク開始されました。「3月21日」というのは大滝ファンにはとっても重要な意味を持つ月日ですので、こういうところを守って頂けるのはとてもありがたいです。
で、晴れてサブスク開始されたのが1978年に発売された「LET’S ONDO AGAIN」です。大滝さんが「はっぴいえんど」解散後、1981年の「A LONG VACATION」で大ブレイクするまでの期間に出されていた最後のアルバムです。
このアルバムは発売当時1500枚プレスして数百枚しか売れなかったという、どこぞのヴァイオリニストのインディーズ作品かよ! ほっとけ!! はぁはぁ。
氏はこの後、売れる音楽のマーケティングを徹底して研究し、81年の大ブレイクに繋げたわけですが。しかし、70年代の氏のアルバムも僕は大好きであります。そりゃ、レンタルレコードでNiagara Moonを借りた中学生の壷井少年は、あまりの落差に愕然としましたが、好きなアーティストがやっている音楽はとりあえず肯定から入ることをモットーとしていますので、徐々にそのユーモアや音楽性にハマっていきました。
世界中の音楽を日本の固有のリズム「音頭」に融合し、不遇な時代の大滝さんがやけくそに世の中に放ったこのアルバム、万人には全くお勧めできません(笑) 興味とお暇があれば聞いてみてください。オリジナル盤なので、迷曲「河原の石川五右衛門」が収録されていないのがちょっと残念ですが。(CD版には入ってます)
さて、しばらくライブがありませんでしたが、今週からボチボチと再開です。今月のライブ予定はこちらです↓ 各所ご予約受付中です。よろしくお願いします~。
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